AIプロダクト品質保証コンソーシアム
AIプロダクト品質保証コンソーシアムは、AI(人工知能)を搭載した製品やサービスの品質を保証するための研究と普及を目的とする日本の団体である。
このコンソーシアムは、企業や研究者、エンジニアが集まり、AIシステムのテストや検証方法、品質基準の策定に取り組んでいて、特に、AIの特性や学習プロセスに合わせた新しいテスト手法の開発、AIに関する倫理や安全性の確保を推進している。
AI製品の信頼性と品質を高めることで、社会に安全で有用なAI技術の普及を支援する役割を果たしてもいる。
設立:2018年4月1日
本部:東京都千代田区岩本町2丁目11番1号
Webサイト:https://www.qa4ai.jp/activity
会員数:87人
目的
AIプロダクトの品質保証に関する調査・体系化、適用支援・応用、研究開発を推進するとともに、AIプロダクトの品質に対する適切な理解を社会に啓発する活動を産学協同で行うことを活動目的として、電気通信大学 西 康晴 教授や国立情報学研究所 石川 冬樹 准教授らが中心になり、2018年に設置されたコンソーシアム。
特徴
1. 専門分野の違い
AIプロダクト品質保証コンソーシアムはAIの品質保証に特化していますが、例えばソフトウェア品質管理研究会(SQiP)はソフトウェア全般の品質管理を対象にしている。
SQiPは、AI以外のソフトウェアも含めて広く品質管理に取り組んでいる点が異なっている
2. 技術的な焦点の違い
テスト自動化研究会は、ソフトウェアのテストを自動化する技術に焦点を当てていますが、AIプロダクト品質保証コンソーシアムはAI技術そのものが正確に動作するかを保証することに力を入れている
AI特有の課題に対応するための取り組みが特徴であり。
3. 業界の広がり
AIプロダクト品質保証コンソーシアムは、AIがさまざまな分野で使われることを前提に活動していて、そのため、参加している業界や企業も多岐にわたっている。
他の団体は、特定の技術や業界に限定されることが多いですが、このコンソーシアムはより幅広い業界での標準化を目指している。
AIプロダクト品質保証コンソーシアムは、AI技術に特化した品質保証の取り組みを行い、業界全体に影響を与えるような標準化活動を行っている
他の団体は、ソフトウェア全般や特定の技術に焦点を当てているため、それぞれ異なる専門性とアプローチを持っている。