日本ソフトウェアテスト資格認定委員会

日本ソフトウェアテスト資格認定委員会(JSTQB: Japan Software Testing Qualifications Board)は、ソフトウェアテストの専門的な資格認定を行う日本の団体である。

JSTQBは、国際的なソフトウェアテスト資格の標準であるISTQB(International Software Testing Qualifications Board)の日本支部として、テスト技術者の知識とスキルの向上を目指していて、ソフトウェアテストに関する基礎から高度なレベルまでの試験を実施し、合格者には国際的に認められる資格を付与している。
これにより、テストの専門性を高め、業界全体の品質向上を支援しています。

設立:2004
本部:東京都渋谷区恵比寿西1-7-7
Webサイト:https://jstqb.jp/

目的
1. ソフトウェアの品質を向上させる
ソフトウェアテストとは、ソフトウェアが正しく動くかどうかを確認する作業です。JSTQBは、このテストの技術をしっかり身につけた人を増やすことで、ソフトウェアの品質を全体的に良くすることを目指している。

2. テスト技術者のスキルを認定する
JSTQBは、テスト技術者が一定のレベルに達していることを証明する資格試験を行っていて、この資格を取得すると、その技術者が信頼できるスキルを持っていることがわかる。

3. 国際標準の導入
世界中で通用するテスト技術や知識を、日本国内に広める役割も果たしていて、これにより、日本のソフトウェア開発が国際的に見ても高い水準で行われるようになる。

JSTQBの活動は、ソフトウェアの信頼性や安全性を高めるために欠かせないものであり、テスト技術者がそのスキルを体系的に学ぶ手助けをしている。

特徴
1.国際的な認定基準に基づく:
JSTQBは、国際的なソフトウェアテスト資格基準であるISTQB(International Software Testing Qualifications Board)に基づいて資格を認定していて、つまり、JSTQBの資格は国際的に認知されており、他の国でも通用している。
2.資格の種類:
JSTQBは、初級、中級、上級など複数のレベルの資格を提供しており、それぞれが異なる専門的知識やスキルを測っている。
これにより、ソフトウェアテストの知識とスキルに応じた認定が可能である。
3.日本特有のニーズに対応:
JSTQBは日本国内の特有のニーズに対応し、翻訳された試験問題や日本語でのサポートも提供している、他の団体は国際的な基準に沿っていることが多く、言語や文化に特化したサポートがないこともある。
4. 広範なネットワークとサポート:
JSTQBは、ソフトウェアテストの専門家や企業と密に連携しており、テストの普及や実務に関する情報交換を行っている。
これにより、最新のテスト技術やトレンドに関する情報が得やすくなる。

これらの特徴により、JSTQBは日本国内のソフトウェアテスト業界において、国際基準に準拠した高品質な資格認定を行っている。

用語

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