インタビュー 株式会社日新システムズ
〜協業の先に見据える、沖縄発の組込み開発拠点構築〜

サービス導入前のお客様の課題

御社の事業内容についてお聞かせいただけますか?

40年を超える、組込みソフトウェアの受託開発をメインとしています。

もともとありました日新電機株式会社の監視制御システム部門が独立し、株式会社日新システムズを設立しました。
親会社の日新電機が住友電工グループの100%子会社となったため、住友電工グループの孫会社という位置づけになります。
また、JASA(一般社団法人組込みシステム技術協会)に所属しており、今後は組込みソフトウェアの先導をできるような会社にしていきたいと考えております。

40年を超える、組込みソフトウェアの受託開発をメインとしています。

御社ではどのような製品開発をされていますか?

半導体から家電まで、幅広い分野の制御装置を手がけています。

ソフトウェアの受託開発をメインに、そのノウハウを自社製品としまして、屋外型ゲートウェイなどを製品化しています。
外部の大手企業からの長期的な受託開発をしておりまして、親会社への依存率は約7%です。半導体製造装置、MFP(複合機)、産業用ロボット、手術ロボット、ホームゲートウェイ、携帯電話基地局、家電製品の制御装置など多岐にわたります。
また、もともと遠隔監視制御システムをやっておりましたので、ネットワーク関連技術に強みを持っております。Windows普及以前に独自のOSやUnixベースのOS開発経験があり、LinuxやVXワークスなどOSに近い低レイヤー(下回り)の開発を得意としております。
インフラ事業では、親会社や住友電工グループとのシナジーを強化し、マイクログリッドや蓄電池システムなど、電気の「見える化」を担っております。

弊社の開発支援サービスを導入する前、どのような課題を抱えていらっしゃいましたか?

開発リソース不足の解消と、ニアショア開発によるコストパフォーマンス向上です。

従来の派遣形式では自社スペースの確保が困難で、近隣に協力企業が少ないという課題がありました。
また、WEB系のエンジニアリング会社は多く存在しますが、「組込みソフトウェア開発」という点では、なかなか見つからない状況が続いておりました。

サービス選定の理由

サービス導入にあたり、どのような点を重視して比較・検討されましたか?

コストとスキルの両面で開発支援サービスの導入を検討いたしました。
沖縄にIターン、Uターンされたエンジニアの方をアサインいただき、コストセーブを図っていただきました。

最終的に弊社のサービスを選んでいただいた決め手は何だったのでしょうか?

体制・コスト・技術力の3点が評価の決め手となりました。

チームとして参画いただける体制面、コスト面、技術力の3つが揃っていることが選ばせていただいた決め手となります。
他社では技術者確保が困難だった中、SQC社が沖縄拠点を準備していたため協業を開始しました。現在は5名体制で、プリンター関連業務や半導体製造装置関連業務など、長期的に継続する「帯」の仕事を依頼しております。
チームとして参画いただくことで、個々のスキルだけでなく、助け合いでリカバーいただける体制が構築いただけたのは大きな決め手となりました。

サービス導入後の効果

サービス導入の具体的なメリットや効果をお聞かせください。

人手不足の解消により、社内リソースに余裕が生まれました。

開発支援サービスによって人手不足が解消されたことにより社内リソースに余裕が生まれ、新規プロジェクトの立ち上げが可能となりました。プロパーを別のプロジェクトにアサインできるようになり、売り上げ利益も可能となりました。

ーーー弊社の担当者の対応はいかがでしたか?印象的なエピソードがあればお聞かせください。

沖縄に在住されているご担当者の方も含めて、現場の方が柔軟に対応していただけるところが非常に助かっております。
急なリソース不足に対して、早急に開発体制を整えていただき、プロジェクトが継続することが出来ました。その節はありがとうございました。

今後の展望・メッセージ

ーーー今後、弊社との協業で期待されていることはありますか?

近年の若手はオープン系に流れます。確保が難しい希少な「組込み系技術者の育成」も協同で進めていきたいです。

重要視されているQCD(品質、コスト、納期)の観点から、開発支援サービスだけではなく、第三者検証などほかのサービスの活用させていただきながらプロジェクトの規模拡大にご協力をいただけますと幸いです。
また、組込み系技術者は希少で、若手はオープン系に流れる傾向があります。C言語などを扱える人材の確保が非常に難しいので、人材を「育てる」プロセスを共同で進めていただけると非常に助かります。



ーーー弊社の開発支援サービスの導入を検討している企業に一言メッセージをお願いします。

首都圏での人材確保が難しい中、沖縄には若手育成の可能性があります。

開発支援サービスのメンバーのスキルは最初は不安でしたが、チームとして参画いただくことでメンバー間でフォローし合う関係があり、チーム全体でパフォーマンスを出していただいています。
第三者検証の第一人者として実績が豊富で、そのノウハウが開発支援サービスにも生かされており安心して業務をお願いできる企業です。
また、首都圏では組込み系の技術者を集めて育てるのが非常に困難です。そういったなかで沖縄は若年層が豊富で、組込みエンジニアとして育成できる可能性があります。沖縄での基盤を築いているSQCは非常に有望なパートナーとなり得るのではないかと思います。



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